閃の軌跡やってみた 第二十二話:アリサ「欝だ、死のう……」ズーン | アニメとゲームな日常

閃の軌跡やってみた 第二十二話:アリサ「欝だ、死のう……」ズーン

閃の軌跡
\早まるなッ!!!/



「…………ふう………………」
「……バカみたい。一人で空回っちゃって……」


『ほーら、アリサ。すっごい景色じゃろう!』

『うん、すっごいね!』

『ほらほら、2人とも。予定が押してるなからさっさと行くわよ。』

『まあまあ、いいじゃないか。滅多にない休暇だ。君も少しは羽根を伸ばすといい。』

「……………………」

「……アリサ?」

「リィン……ど、どうしたの? あなたも食べすぎたとか?」

「ああ、結構頂いたかな。でも大丈夫か? フラついてるみたいだけど。」

「べ、別にちょっとぼうっとしてるだけで……少し風に当たればどうってこと――きゃっ!? ご、ごめんなさい。」

「ほら、言わんこっちゃない。無理もない、今日は一日中、馬に乗ってたようなもんだからな。かなり体力を消耗したんだろう。」

「そっか……そうよね。……そんなことも自分で気づかなかったんだ……」

「……アリサ。空を見上げてみなよ。」

「え……あ――――
「………………………………」


「はは……昨日は早く寝ちゃったから気付かなかったんだな。でも……風に当たるんなら、俯いてるより見上げた方がいいんじゃないか?」

「………………………………」
「……ええ、まったくだわ。」


――8年前だったわ。技術者だった父が亡くなったのは。それをきっかけに、私の家は大きく変わってしまった。当時、取締役だった母は事業拡大に没頭するようになって……“家族”を殆ど顧みなくなったわ。」

「そうだったのか……確かに、随分やり手というか凄腕といった女性だったけど。」

「実際は、ルーレ駅で会った印象の数倍くらいは強烈でしょうね。一緒に食事できる機会すら3ヶ月に1度あるかどうか……代わりに一緒にいてくれたのがお祖父様と、シャロンだったの。」

「そうか……シャロンさんとの付き合いも結構長いんだよな?」

「ラインフォルト家に来てから7年くらいにはなるわね。……家が家だから、子供時代、本当の意味での友達は少なかった。貴族の子からは疎まれ、平民の子からは特別扱いされ……でも、2人が居てくれたから少なくとも寂しくはなかったわ。」
「お祖父様は、乗馬やバイオリンなど色々な趣味の手ほどきをしてくれたし……シャロンからは護身術や弓の扱い、貴族の子女並みの礼儀作法を教わった。」
「……いっぽう母は……会長である祖父の意向を無視して際限なくグループを拡大していった。」


「そうだったのか……でも、元々かなり大きな技術工房ではあったんだろう?」

「ええ、鉄鋼や鉄道から戦車や銃のような兵器まで……<<死の商人>>と揶揄されるだけのモノ作りはしてきたと言えるわね。そのこと自体、複雑ではあるけど“恥”と思ったことは一度もないわ。」
「でも――ここ数年、ウチが作ってきたものを考えるとさすがに行き過ぎとしか思えない。」


「ここ数年作ってきたもの……?」

「聞いたことくらいあるでしょう? 帝国東部、ガレリア要塞に2門設置されている<<列車砲>>のことは。」

「ああ……噂くらいは。何でも、世界最大の長距離導力砲なんだってな。」

「私もスペックしか知らないけど、恐ろしいほどの破壊力よ。共和国と領有権争いをしている<<クロスベル自治州>>の全域をカバー。たった2時間で、人口50万ものクロスベル市を壊滅できるらしいわ。」

「……とんでもないな。戦争というより、虐殺にしか結びつかないと思うんだが……」

「ええ、私もそう思う。そして……母が受注したその兵器の完成に立ち会った祖父も同じだった。何というバチ当たりな兵器を造ったんだろうって悩んだみたい。そして、帝国軍に2門の列車砲を引き渡すか迷っていたところで……取締役だった母の裏切りに遭った。」

「え――

「ラインフォルトグループの大株主全員を味方に付けたのよ。ルーレの領主であるログナー侯爵から帝国軍の有力人物まで……貴族派・革新派双方の意を受けてお祖父様は退陣を余儀なくされ……母の新会長への就任が決定した。」

「………………………………」

「お祖父様は……私を残してラインフォルトを去った。味方だと思ってたシャロンも雇い主である母に従うだけだった。それが――5年前の出来事よ。」

「そうか……。」
「………………………………」
「アリサは……納得が行かなかったんだな? お母さんのした事というより、“家族”が壊れてしまったことが。」


「ええ……そうね。実の親を陥れた母様も、それをただ受け入れたお祖父様も私は納得行かなかった……あれだけ優しかったシャロンが何も言ってくれなかったことも。ラインフォルトグループの存在が私が思っているより遥かに巨大で……その重みの前には、家族の絆なんて意味がないなんて絶対に認めたくなかった。だから私は――実家を出て士官学院に入ったのかもしれない。」

「………………………………」

「ふふっ、でも結局全然、母と家から逃げられてなくて。お祖父様はお祖父様で飄々と第二の人生を楽しんでて。私、一体何やってるんだろうって少し滅入ってた所だったんだけど……」
――この星空を見上げてたらどうでも良くなっちゃったわ。やっと分かった気がする……どうしてお祖父様がこの地に移り住んだのかを。」


「そっか……」
――やっぱりアリサは強いな。こうして俺に色々と話してくれたってことは……多分、前に進めるきっかけが掴めたってことだろう?」


「ふふっ……そうね。だとしたら、それはきっと士官学院に入ったからだと思う。Ⅶ組のみんなに、部活のみんな……本音で向き合える仲間と出会えたから私は強くなれた。だから――ありがとう。心配してくれて……空を見上げろと言ってくれて。」

「はは……どういたしまして。白状すると、追ってきたのは委員長に促されたからでさ……そのあたりは申しわけない。」

「ふふっ、だろうと思った。まあいいわ、そのあたりは今後の課題ということで。そういえば、私を強いって言ってくれたけど……貴方だって色々と頑張っているじゃない? 実習ではリーダーとしても引っ張っていってくれてるし。」

「はは、自由行動日に似たような事をしてるからな。――でも、まだまださ。“自分”から逃げてるようじゃ。」

「え……」

「前に“自分を見つける”なんて格好つけた言葉を言ったけど……本当は、ただ逃げてるだけじゃないかって不安に駆られる時がある。家族からも――自分自身からも。」

「………………………………」
「……その、ご家族とあまり上手く行ってないの?」


「いや、血は繋がっていなくても両親とも俺を慈しんでくれている。妹とは最近すれ違いが多いけどまあ、仲は悪くはないと思う。全部……俺自身の問題なんだ。」

「リィン……」
「………………………………」


――でも、そういう風に言えるっていうことは……多分、前に進めるきっかげが掴めたってことでしょう? ふふっ、もらった言葉をそっくりそのままお返しするわ。いつも、どれだけ恥ずかしい言葉を臆面もなく言ってるか……少しは自覚するといいんじゃない?」

「はは……」
――参った、一本取られたよ。そうだな、俺も少しずつ前に進んで行けてるんだよな。学院に入って、Ⅶ組のみんなや同級生や先輩たちと出会えて……」
――こんな風にみんなと同じ時間を過ごすことで。」


「ええ、きっとそうよ。この特別実習だってきっと私たちの糧になるわ。だから――――こんな風に“みんな”と……?」

「あー、コホン。」

「あ、あはは……なかなか戻って来ないので様子を見に来たんですけど……」

「………………………………」ウンウン

「あ、あ、あなた達! いったい何時からいたの!?」ガーン

――でも、そういう風に言えるってことは……多分、前に進めるきっかけが掴めたってことでしょう?』ククク…

「や、やめてええっ!!!」
「あれはリィンの恥ずかしい台詞をそのまんま返しただけで……っ!」アタフタ

「ふふっ……そんなに恥ずかしがらなくても。思わずジンと来ちゃいました。」

「ああ……悪いとは思ったが良い場面に立ち合わせてもらった。」

「ああもう、なんで私が一番、恥ずかしい人になってるの!? ええい、こうなったらあなた達も加わりなさいっ! 恥ずかしい青春トークを一緒にぶちまけてもらうわよ!」プンスカ

「ええっ! ま、待ってください!」

「ふんっ……お断りだ!」

「……お疲れだったな。」

「いや、こちらの方が力付けてもらったくらいさ。」
――なあ、ガイウス。」


「なんだ?」

「本当に――いい所だな。」

「ああ……そうだろう?」

・アリサのSクラフト『ロゼッタアロー』が使えるようになった!
ついでにアリサの心の中に黒歴史のページが追加された。

QUEST REPORT

【報告リスト】
・ゼンダー門からの要請:AP4
・薬草の調達:AP4
・監視塔への配達:AP4
・カメラマンの保護:AP4
・迷える羊の捜索:AP4
・子供たちへの特別授業:AP3+2
・想いの架け橋:AP4
――――――――――――――――
獲得AP:29

ランクが「乙壱級」になりました。
昇格特典として『英気の徽章』が進呈されます。

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